パプロスライドMPAPRO Slide M
処理概要
・鉄鋼等の金属材料の表面に浸漬法による化学反応によって無機質の皮膜を生成させる処理です、
1~15μmの不動態皮膜を形成する事で耐食性を付加します。
1~15μmの不動態皮膜を形成する事で耐食性を付加します。
・鉄鋼等の金属材料の表面に浸漬法による化学反応によって無機質の皮膜を生成させる処理です。
浸漬処理により鉄鋼表面に厚さ1~15μmのりん酸マンガンの結晶性不動態膜を析出することで、
鉄鋼の防錆、耐摩耗性を向上します。
・油の吸収性、保持性に優れた皮膜が回転、摺動部品の潤滑性を向上します。
・金属同士の直接接触を抑制し、焼付き、カジリ等の不具合現象を防ぎます。
・皮膜は不動態であるため内燃機関から放出されるガスに侵されません。
・皮膜は機械加工で生じる(研削痕)を平準化し、初期なじみ性を向上します。
・二硫化モリブデン、グラファイト、ふっ素樹脂、固体潤滑剤との複合化により潤滑効果は飛躍的に
向上します。
■皮膜顕微鏡写真
注:りん酸マンガン処理は鉄へのエッチングを起点とした化学反応を伴うため、素材履歴(材質、熱処理、加工、研磨)で
膜厚や表面粗さに変動が生じます。