パプロブラックPAPRO Black
処理概要
・鉄鋼用黒染めは一般的に1μm以下の薄膜であり一時防錆、美観に使用されております。パプロブラックは
1μm以上に厚膜化、且つ表面にクラックを生成させる事で油中での摺動性を向上させる事が出来ます。
・鉄表面に比べて静摩擦係数が高い事からベアリングの回転体等の転がり運動を確保、スミアリング等の
損傷を防ぐ事が出来ます。
1μm以上に厚膜化、且つ表面にクラックを生成させる事で油中での摺動性を向上させる事が出来ます。
・鉄表面に比べて静摩擦係数が高い事からベアリングの回転体等の転がり運動を確保、スミアリング等の
損傷を防ぐ事が出来ます。
・表面にクラックを生成させる事で油膜量を増大させ摺動性能と耐食性を向上させる事が出来ます。
・一般的な表面処理膜と異なり鉄鋼内部に酸化皮膜が浸透、生成されますので処理前後の表面粗度、
寸法は殆ど変化が有りません。
■皮膜イメージ図
■電子顕微鏡像
■ナノインデンター測定結果(押込荷重0.5mN)
試 料 | ※硬度HIT(Gpa) |
---|---|
SUJ2素材 | 7.1 |
四三酸化鉄皮膜1.5μm | 1.6 |
四三酸化鉄皮膜2.3μm | 1.1 |
アルミ素材 | 2.6 |
※硬度GPa ≒ 95Hv