パプロサーモPAPRO Thermo

処理概要

高温にさらされる部品等に耐熱性の高い本表面処理を施す事で従来よりも安価な材質で部品を作成する事が
期待できる処理です。皮膜中に中空セラミック等を添加、放熱・遮熱性の有る性質を加える事で皮膜自体の
断熱性を高める処理も可能です。

・金属が高温域に晒される事で腐食してしまう事を防止します。コーティングの種類は400℃以下であれば
 有機系のコーティング剤が使用できますが、それ以上の高温域では無機系のコーティング材を使用した
 仕様で行います。
・高温域での腐食環境に晒される部品に施工する事で安価な金属素材を使用する事が出来ます。
・高温に晒される部品に耐熱性の高い表面処理を施す事で、従来よりも安価な材質で部品を作成する事が出来ます。
・パプロサーモに中空セラミック等を添加することで耐熱性と断熱性を付加する事も可能です。

■断熱特性
・試験方法:
 ヒートガン(400℃)で断熱膜側を加熱し、その際の対面素地の温度変化を赤外線温度計にて測定した。
 赤外線温度計の測定点を黒マジックで黒く塗り、さらに接触式温度計と同時測定することにより放射率を設定した。
・放射率:0.62
・試験条件:TP:SUS304 150×50×0.5t
・断熱塗料:フェノール系

■断熱評価結果

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